EVAHEART®2シリーズ
コントローラ及びバックアップ・コントローラについて
- コントローラの外装が破損した。
- コントローラ、もしくはパーツの交換が必要です。 弊社営業担当者までご連絡ください。
- コントローラのキャップがとれた。
- キャップの交換が必要です。弊社営業担当者までご連絡ください。
- ポンプケーブルの固定がゆるい。
- トップサイドケースの交換が必要です。弊社営業担当者までご連絡ください。
- 無線LANでEVAHEARTは誤作動をしないか。
- 医療機器、電磁両立性規格を満たしています。現時点で無線LANによる誤作動は確認されていません。
- 一般家電機器を併用で使用した場合にEVAHEARTは誤作動をしないか。
- 医療機器、電磁両立性規格を満たしています。現時点で一般家電機器による誤作動は確認されていません。
- 流量推定表示がN/Aとなっている。
- 消費電力が7W以上、または流量推定値が2L/min未満、10L/min以上の場合はN/Aと表示されます。
- コントローラに水がかかった。
- 防滴設計となっています。乾いたタオル等で拭いてください。ただし、水没させた場合にはコントローラ交換が必要です。
バッテリ、充電器、カーアダプターについて
- バッテリのコネクタが破損した。
- 新品のバッテリに交換してください。
- バッテリがコントローラのコネクタから外れる。
- コネクタのロックがかかるように接続しなおしてください。ロック機構不全を起こした場合は新品のバッテリに交換してください。
- バッテリの充電が完了したにも関わらず、バッテリ残量確認ボタンを押しても点灯しない。
- バッテリの故障が疑われます。交換してください。
- 充電できない。
- バッテリ、充電器、AC/DCアダプタの故障が疑われます。取扱説明書に従い対処をしてください。
- 車から電力を取りたい。
- 市販のインバータ(仕様/出力電圧100Vac:電圧変動率±5%、正弦波出力:波形歪率4%以下)を使用してください。
AC/DCアダプタについて
- AC/DCアダプタのコネクタがコントローラから外れる。
- コネクタのロックがかかるように接続し直してください。ロック機構不全を起こした場合は新品に交換してください。
- AC/DCアダプタに水をかけてしまった。
- 点検をお薦めします。弊社営業担当者までご連絡ください。
- AC/DCアダプタからコントローラに電力が供給されない。
- コネクタやコンセントを確認してください。問題がなければAC/DCアダプタの故障が疑われます。
クールシールユニットについて
- クールシールユニットから水が漏れている。
- クールシールユニットを交換してください。
- E-42が単発的に鳴る。
- クールシール送液ポンプに空気が飛んでいる可能性があります。リザーバ内の空気を抜いてください。
- E-41が発生・クリアを繰り返す。
- 設定値が低すぎます。問題がなければ設定値を上げてください。
- クールシールユニットのリザーバ内に異物が見える。
- 白く見える物であれば血液ポンプから出てきた血液由来のタンパクと考えられます。それ以外の物についてはテクニカルサポートまでご連絡ください。
- カプラから水が漏れる。
- 漏れがひどい時はカプラを交換してください。
- FPinの値が高い。
- FPinが83kPa以上であればクールシールユニットを交換してください。
- リザーバに溜まったエアが、どの位フィルタに吸い込まれるとE-40が鳴るのか(エアブロックによるFPin上昇)。
- リザーバに溜まったエアが、一度に5mL以上フィルタに吸い込まれるとE-40が鳴る可能性が高まります(FPout 40kPa設定時)。FPout設定値が高い程E-40が鳴りやすくなります。 リザーバにある程度エアが存在していてもフィルタに吸い込まれなければ大きな問題はありません。 リザーバのCS液吸込口は、コントローラの姿勢が表示パネルを上向きにした縦姿勢、ディスプレイがある面を上向きにした、横姿勢の状態で、エアが吸い込みにくい位置に設置されています。 コントローラの姿勢をディスプレイがある面を下向き(バッテリのある面を上向き)にすると、リザーバのCS液吸込口が上になるためエアを吸い込みやすくなります。このためコントローラがこの姿勢となることは、なるべく避けてください。
- エアブロックによるE-40が鳴った場合のエアブロック解除方法。
- 以下の手順で対処を行ってください。 (1)リザーバ内のエアを抜き、補液します。 (2)クールシールユニットの駆動を続け、エアブロックが解除されるまで様子を見ます(最長で1時間程度)。 (この間、E-40が15秒間隔で鳴り続けますので、消音ボタンで対処してください。フィルタ内のエアがCS液に溶けることでFPin圧力が徐々に低下していきます。) (3)再びリザーバ内のエアを抜き、補液します。 ※1 患者様により在宅にて対処して頂く場合、(2)のみの方法でエアブロックを解除することが可能です。 解除後、リザーバ内に残ったエアが再びフィルタに吸い込まれない様ご注意ください。早めに、エア抜きすることをご検討ください。 ※2 FPout設定圧力を25kPaのように低く設定することにより、より早くE-40が鳴り止みます。この場合、半日程度様子を見てから、設定圧力を元に戻してください。 ※3 フィルタの目詰まりか、エアブロックかの判断指標 トレンドデータを確認。 ・FPin圧力が徐々に上昇している。 →フィルタの目詰まりです。クールシールユニットを交換してください。 ・FPin圧力が突発的に上昇している。 →フィルタへのエアの浸入によるものです。エアブロック解除の対処を行ってください。
外部モニターについて
- 外部モニタ立ち上げ時にエラー画面(BIOS)になった。
- USBのキーボードを接続し、「Delete」、「F10」、「Y」の順に押してください。その後、外部モニタのバッテリを充電してください。
- 外部モニタがフリーズした。
- 外部モニタを再起動してください。
- 外部モニタにウィルスが感染した。
- 外部モニタを再起動してください。解決しない場合は、修理依頼をしてください。
血液ポンプ・ポンプケーブルについて
- 血液ポンプから異音がする。
- ガリガリといった、噛んでいる音がして血液ポンプが安定して回転していない場合は、血液ポンプの交換を検討してください。それ以外の場合はテクニカルサポートまでご連絡ください。
- 駆動ケーブルが青く変色している。
- クールシールチューブの青線が転写された物です。安全上は問題ありません。
- 消費電力が高くなっている。
- 定常的に10Wを超えるようでしたら、CSU設定圧(FPout)を45kPa以上に設定してください。また、補液によりCSUの回転数を2.0krpmにしてください。
- ポンプケーブルのファブリックが剥がれている。
- テクニカルサポートまでご連絡ください。
- ポンプケーブルの表面に亀裂・破損がある。
- キズが表面層で留まっていれば補修が可能です。まずはテクニカルサポートまでご連絡ください。
- ポンプケーブルが黄ばんでいる。
- 樹脂ですので多少の変色はありますが、安全上の問題はありません。
その他
- EVAHEARTのアラームをナースステーションで確認したい。
- 製品にナースコールケーブルがあります。接続されているEVAHEARTにアラームが発生するとナースコールが鳴ります。